スマートコントラクトとは、ニック・サボス(Nick Szabo)によって提唱されたコンピュータプロトコルです。
ニック・サボスはデジタル契約とデジタル通貨の研究で知られる暗号研究者でこのスマートコントラクトで世界に名を知られるように成りました。
このコンピュータプロトコル、スマートコントラクトは契約条件の締結や履行までをプログラムによって実行される仕組みの事をいいます。主に、ブロックチェーン上で使われる事が多いのが特徴です。
この仕組みは暗号通貨 イーサリアム(ETC)が採用した事で一気に暗号通貨市場でも広がり、多くのプロジェクトで採用されるように成りました。
スマートコントラクトは自動販売機の売買契約に似ており、利用者がお金(硬貨)を投入し、飲み物のボタンを押すと飲み物が買える、売買契約と同様に(A)と(B)を実行すると(C)が自動的に行われる仕組みに例えられることが多いです。
スマートコントラクトはプログラミング言語で組まれ、プログラムにそって履行までを自動的に行います。
その履行履歴はP2Pのネットワーク上でブロックチェーンに記載される為、透明性を確保し安全性が保たれます。
そして、中央集権的に管理者が存在しない場合でも、自動的にプログラムが実行されるため消費者同士の資金移動は自動締結されます。
この様に、プログラムを自動化する事によって事務的なコストが軽減され資金面でのメリットも大きくなる一方で、自動化されて締結した内容は変更する事が難しいのもスマートコントラクトの特徴です。スマートコントラクトのコードを間違えてしまうとハッカーから狙われ、ハッキングに合う可能性も有ります。ハッキングが行われると資金を失う可能性もある為デメリットも大きいといえます。