国内でも暗号資産「NEM/XEM」と聞いて知らない人は殆どいないのでは無いでしょうか?2018年1月26日のコインチェックによる580億円のNEM/ZEMが流失した事件でニュースになり記憶に残っている人も少なく無いでしょう。
NEM/XEMとは、2015年3月に誕生した暗号資産で、POIやハーベスティンといった独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
NEMの名称は(New Economy Movement)と言い、ブロックチェーンを活用して、国や政府、中央銀行といった既存の枠組みを離れた、新しい経済の仕組みを確立することを目標としています。
NEMは、ブロックチェーン技術を活用した決済・送金プラットフォームの事をNEMと言い、XEMはそこで使用されるトークンの事を指します。
公式HP | NEM 公式ホームページ |
ホワイトペーパー | NEM ホワイトペーパー |
通貨単位 | NEM/XEM |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Importance |
発行上限枚数 | 8,999,999,999 XEM |
送金速度 | 1分程度 |
取引可能な販売所 | coincheck,bitFlyer,Zaif,GMOコイン,Huobi japan,SEBC |
NEMの仕組み
ネムにはハーベスティングというものがあります。ハーベスティングは(収穫)と呼ばれ、ハーベスティングに成功する事でユーザーが支払った手数料を受け取る事が出来ます。ネムは独自コンセンサスアルゴリズムを採用している為、ビットコインのマイニングのように大量の電力や計算作業を必要としない為、安価でスピーディーな取引を実現します。Proof of Importance(PoI)といわれるアルゴリズムでは、NEMの保有量と流動性によって重要度(Importance)が決まり、取引の承認権を得たモノが承認を行う仕組みで構成されます。
メリット
送金速度が速い
ネムの送金速度は、ビットコインなどの主要な通貨と比べて非常に速いです。毎秒数千トランザクションを処理する事ができ、非常に安価な手数料で送金する事が可能な為実用性はとても高いといえます。ビットコインは約10分事にブロックを追加するのに対し、ネムは役1分で処理する事が出来ます。
ハーベストで報酬が貰える
ネムのハーベストに参加する事で、報酬を得ることが出来ます。ネムにおいて新しいブロックを生成する際のプロセスはハーベスティイング(収穫)と呼ばれ、ハーベスティングに参加したアカウントは、ブロック内に収めたトランザクションの手数料を受け取ることができます。このハーベスティイングに参加するには、NEMのウォレットと最低10000XEMを保有する必要があり、保有量と送金を繰り返す事で重要度スコアを上げる事が出来ます。価格が安いうちに買ってハーベスティングに参加さてみると良いでしょう。価格が高くなれば、参加しずらくなる為早めに参加するとNEMを増やす事が出来ます。
ハーベストの報酬が偏りづらい
ネムはProof of Importance(PoI)を採用している為、ネムの保有数と役30日間のネムの利用履歴からハーベスターを決定する為、新しくハーベスティングに参加した人でも報酬を獲得しやすく、不平等感はとても少なく誰でも参加しやすいのが特徴です。
将来性
ネム財団の活動は活発的
NEM Foundation (ネム財団)は非常に動きが活発的で、新しい取り組みに積極的です。これまでいくつもの暗号資産が消えて来ましたが、その背景にはプロジェクトの活動が大きく影響した背景があります。過去には動きが止まってしまいなくなっていった暗号資産も多く、それに比べNEM Foundationのコミュニティーは日本市場でも非常に活発といえます。
日本市場の重要性
ネムは、ブロックチェーン Symbol「シンボル」を2021年にリリースした。
そして、コミュニティー活動が盛んな日本市場を重要な位置づけとし日本市場開拓に向け、ケビン・ニューマン氏、兼髙悦子氏、コミュニティーマネージャーの3名を起用、日本のチームの強化を図るとしている。