カウンターパーティーリスクに備えて、自身の暗号資産は安全に管理しておきましょう!

カウンターパーティーリスク

皆さんはカウンターパーティーと言う言葉を聞いた事があるだろうか?そして、カウンターパーティーにはリスクと言うものがある。それがカウンターパーティーリスクです。

ビットコインなどのブロックチェーン技術を用いた仮想通貨は、法定通貨とは違って中央の管理者が存在しない特徴を持ちます。

しかし、ビットコインやその他のアルトコインを扱う上で、取引所や販売所のウォレットに資産は預けているとカウンターパーティーリスクに晒される可能性があります。

カウンターパーティーとは?

カウンターパーティーとは、外国為替取引やデリバティブ取引などの相対取引を行う相手(金融機関や取引所・販売所)などの事をいいます。

こうした取引は、取引所を介さずに直接取引を行う為、信用できる先とだけ一定の制限を設けて取引を行います。

カウンターパーティーリスクとは?

しかし、上記の様にカウンターパーティーにはリスクと言うモノがあります。

金融商品の取引を行う際に取引先または取引相手(カウンターパーティー)が債務不履行などに陥ったり、履行が成立しなかったり、取引上契約が完結しなかった場合、リスクが生じてしまう可能性が有ります。それが、カウンターパーティーリスクというものです。

暗号資産(仮想通貨)の投資においても、同じ事が言えます。取引所・販売所に暗号資産を預け入れている場合、取引所・販売所がハッキングなどで資産を失った場合や倒産した場合、その預け入れしていた暗号資産が戻ってこない可能性が有ります。

通常の株式や債券、為替などの金融商品は、万が一そのようなリスクに晒されても保証がある所が多いです。しかし、暗号資産の業界では保証されることが少ないです。過去のマウントゴックス事件やコインチェックのネム流出事件を見ても分かります。

この様なカウンターパーティーリスクに合わない様に自分の資産をしっかりと管理する必要が有ります。

カウンターパーティーリスクの対処法

万が一のリスクに備えて、取引所や販売所に大量の暗号資産を預け入れたままにしない事、ネットワークに繋げたまま資産を管理しない事、コールドウォレットなどに暗号資産を移動してオフライン状態で管理する事などが重要です。

万が一ハッキングにあった場合ご自身の資産が戻ってくる事はありません。自身の資産は安全に管理しましょう!